2021/04/24
その肘の痛みテニス肘の可能性があります!

こんにちは こころ整骨院 石橋院です!
 今回は「テニス肘」についてお話ししていきます。

一般的に、テニスのバックハンドストロークで発生する上腕骨外側上顆炎による外側型の疼痛性運動障害をテニス肘と総称しますが、テニスのストロークで発生するスポーツ障害としてフォアハンドストロークにより上腕骨内側上顆炎を発生する内側型の障害もあります。



●テニス肘とはどんな症状?
ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。テニス肘は放っておくことで治ることもありますが、残念ながらなかなか治らずに時間が経過することも少なくありません。重症化すると痛みが強すぎて上記のような動作ができなくなってしまうため、早期に治療することが重要ですが、日常動作が負担になってしまうため安静にするのが難しく、治療が長引きやすい病気になっています。それほど症状が改善しない方は専門の医療機関への受診が望ましいです。



●テニス肘になる原因は?

原因は使い過ぎであり、ラケット操作性の低い初心者やラケットを支える筋力の弱い4050歳の女性に好発します。この障害は、ゴルフやバドミントンなど他のスポーツ障害として、他にも手をよく使う作業をする者にも多発します。

ここで気をつけておきたいのは、テニス肘が生じるのは、テニスをしている人やラケットをつかった競技をする人だけではないということです。心当たりがないのにいきなり疾患を告げられ、驚きを隠せない患者さんも多数いらっしゃいます。

 例えば、デスクワークなどパソコンのキーボードを長い時間打ち込んだり、重い荷物を繰り返し持ち運んだりする人などに発症する場合があります。育児などで乳幼児を抱き抱える親御さんにもみられます。また、料理でフライパンを振るといった動作などもテニス肘の原因になります。年齢を重ねて肘まわりの筋力や腱などが低下している人は、ちょっとの負担が肘にかかっただけでもテニス肘が発症するケースがあります。




●テニスかどうかの診断は?

簡単に行える疼痛を誘発する試験で診断します。
以下の3つの検査が一般に用いられています。
いずれの検査でも肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、テニス肘と診断します。

1. Thomsenテスト

検者は手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。

2. Chairテスト

患者さんに肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。

3. 中指伸展テスト

検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。

●テニス肘を予防するには?

テニス肘の予防には、手を使い過ぎないということが一番ですが、以下のようなケアをしっかり行うと、発症予防や症状の改善に効果的です。日頃からこまめに行うように心がけましょう。

①肩や腕のストレッチ

ストレッチはテニス肘の予防だけでなく、痛みの緩和にも効果があります。
「肘をピンと伸ばした状態で手首を曲げ、30秒間静止した後リラックス」というストレッチを数回繰り返すと良いでしょう。腕全体や手首をゆっくり回すだけでも効果があります。

②筋力トレーニング

症状が長引き、慢性化したテニス肘は、筋力を強化するためのトレーニングが有効です。
軽めのダンベルやチューブを使い、手首の関節の曲げ伸ばし運動を行います。ただし、痛みや熱感などのある時は、症状が悪化する恐れがあるため、行うのは止めましょう。

③サポーターまたはテーピング(肘、手首)

肘や手首にかかる衝撃を吸収することができるサポーター(テーピング)は、日常生活で発症したテニス肘にも効果がありますが、特にテニスなどのスポーツが原因で発症したテニス肘には有効です。幅が広いタイプと狭いタイプがありどちらも市販されているので、使いやすいものを試してみると良いでしょう。

④アイシング(冷却)または患部のあたため

痛みが出始めた急性期は、熱を持っている状態なので、氷などで患部を冷やすと痛みが和らぎます。ただし、痛みが数ヶ月に及び、慢性化してしまった場合にはアイシングは逆効果。温めることで痛みが軽くなるので、お風呂で温めるのもおススメです。