2020/11/22
その肩の痛み「腱板損傷」かも?

こんにちは こころ整骨院 石橋院です。
今回は働き盛りに多いとされている「腱板損傷」についてお話していきます。

◆腱板とは?

肩関節を取り巻く4つの筋肉のグループ(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)の腱から構成される構造体で、上腕骨頭という腕の骨を肩甲骨の受け皿に保持しています。関節の回旋運動(大まかには棘上筋が外転運動,棘下筋と小円筋が外旋運動,肩甲下筋が内旋運動)に重要な役割を果たしています。

腱板は4つの筋肉で構成されています。ひとつずつ説明していきます。
棘上筋ー外転
肩甲骨の肩甲棘という部分の上部から腕の骨についている筋肉で、主に肩を横に挙げる外転という動きに使われます。
棘下筋ー外旋
肩甲骨の肩甲棘という部分の下部から腕の骨についている筋肉で、主に肩を外にひねる外旋という動きに使われます。
肩甲下筋ー内旋
肩甲下筋の前から腕の骨についている筋肉で、主に肩を内側にひねる内旋という動きに使われます。
小円筋ー外旋
肩甲骨の下方にある下角という部分の上から腕の骨についている筋肉で、主に肩を外にひねる外旋という動きに使われます。
4つの筋肉の特徴
●肩の深部に存在しています。
●関節を安定させる働きがあります。
●大きな力を発揮する筋肉ではありません。
※運動を起こす力を発揮するというより、肩の動きを安定させて、円滑に肩が動くように微調整するような働きがメインです。
 肩関節はアウターマッスルである表面の三角筋とインナーマッスルである腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)が協調することによって動きます。アウターマッスルは大きく太いために強い力を発揮し、インナーマッスルとは関節の近くに存在するため関節の安定性を高める機能があります。

◆症状は?

肩関節は肩甲骨の関節窩(受け皿)に上腕骨頭がはまっており、インナーマッスルである腱板が働く事により上腕骨が受け皿に押し付けられ安定します。腱板が切れることにより、その安定性が損なわれ、肩をあげる事ができなくなったり、痛みの原因となります。

  • 腕の上げ下ろしするときに、痛みや引っ掛かりがある。ゴリゴリという音がすることもある。
  • 反対の腕で痛い方の腕を持ち上がれば上がるのに、自力で持ち上げようとすると、痛くてできない。
  • 転んだり、腕をひねったりなどの、症状の出るきっかけとなる外傷があった(外傷がない場合もある)。
  • 特に運動時や夜間に肩が痛む。